fdo series

FDO バキュームブラスター

エアーブラスト(サンドブラスト)装置

キャスター可搬式で屋外現場作業に対応

キャスター可搬式なので必要な場所へ移動して屋外現場作業が出来ます。
また、噴射した研磨材を直ちに回収、分級し、循環して使用可能なので研磨材の無駄がありません。屋外の工事などで周囲への研磨材飛散を防ぎたい場合や大型ワークの部分加工などに適しています。

処理方式
  • 手動加工
適合性能
  • 汎用性
  • 可搬式

features バキュームブラスターの特徴

point
  1. 屋外現場作業時の研磨材飛散を防ぐ
  2. サンダーなどで達成出来ない高い研掃効果

バキュームブラスターの噴射・回収機構

研磨材は加圧タンクからブラストホースを経て圧送され、バキュームガン内部のノズルから噴射された後、直ちに吸引されてバキュームホースを通って回収タンクへ送られ、回収タンク内で、サイクロン分級が行われます。
この時に粉塵と破砕して小さくなった研磨材が自動的に分離されて集塵機(ダストコレクター)へ流れ、バグフィルターで捕集し、再使用可能な研磨材は再びノズルへ供給されていきます。また、手元のスイッチで噴射をON・OFF操作可能です。

加工能力の一例(各種条件により異なります)

鋼板のスケール除去を行う場合、Φ7mmのノズルを用いて、加工幅約45mmで1分間に約2mの速度でホワイトメタル研掃が出来ます。
研磨材にアルミナ46番を使用し、圧力0.5Mpaでブラストしますと、最高能力においては、1㎡について約10分間で処理できます。

vacuum blaster バキュームブラスター

主な使用用途

  1. 溶接前処理:溶接箇所のみをクリーニングし、錆・スケールなどを完全に除去します。
  2. 溶接後処理:スラグ除去後の溶接箇所をブラストして、溶接検査前処理を容易にします。
  3. 塗装前処理:特定塗装箇所の下地処理として塗膜の耐久性を抜群にする最適な素地をつくります。
  4. テンパーカラーの除去:SUS材溶接などにおけるテンパーカラーを除去し仕上げ美装をほどこせます。
  5. 金型類の研掃:ダイカスト金型ほか諸金型で移動困難なものを現場作業でクリーニングできます。(SGO型)
  6. 接着前処理:大型のFRP材でつくられたボート・車両部品などの部分接着の前処理として好適な素地を形成します。
写真はFDO-F1型
detail

標準モデル
詳細

FDO-F型(直圧式)標準モデル

FDO-F型(直圧式)の特徴

  • FDO-F型は加圧タンクで加圧したエアを噴射する直圧式のため加工能力が高く、現場工事でコンクリートの剥離、塗装前処理、錆取りなどの作業で使用されます。
  • 対象物をムキ出しのままでブラスト処理作業がすることが可能です。(バキュームガン内部で吸引するので加工面の凹凸が大きいものは不向きです。)
  • 手動作業方式ですが、操作は容易で、特殊な技術を要しません。
  • キャスター可搬式で、必要な場所へ移動して屋外現場作業ができます。

推奨研磨材

  • 比重の小さいもの (セラミック、ガラス、樹脂系) #24~#150
  • 比重の大きいもの (金属系)
    ショットの場合:0.3mm以下
    グリットの場合:0.4mm以下
写真はSGO-F3型

SGO-F型(重力式)標準モデル

SGO-F型(重力式)の特徴

  • SGO-F型は、重力式噴射方式を採用しているため、FDO-F型よりは加工能力は劣りますが連続噴射が可能です。
  • 大型金型など移動困難なものでも現場で作業ができます。
  • 対象物をむき出しのままでブラスト処理が可能です。(バキュームガン内部で吸引するので加工面の凹凸が大きいものは不向きです。)
  • 手動作業方式ですが、操作は容易で、特殊な技術を要しません。

推奨研磨材(SGO-F1型及びSGO-F3型の場合)

  • 比重の小さいもの(セラミック、ガラス、樹脂系)#24~#150
  • 比重の大きいもの(金属系)
    ショットの場合:0.3mm以下
    グリットの場合:0.4mm以下

参考:簡易ブラストルーム LFS型

簡易ブラストルーム LFS型の特徴

  • 本装置は作業者が加工室内でノズルを持ってブラスト加工する装置です。直圧式噴射方式、重力式噴射方式のどちらにも対応しております。
  • 噴射後の研磨材はブラストルーム内に設置された研磨材回収口に掃き集めれば、その後は自動で大容量集塵機で風力回収、回収タンク内で粉じんと再使用可能な研磨材をサイクロン分級し、再度噴射が可能になります。
  • 台車テーブル式では手の届きづらい大型加工物の奥まった所や裏面側を加工する場合、バキュームブラスト(FDO・SGO)では不向きな加工面が凸凹のものを加工する場合には、ブラストルームが最適です。

本格仕様の低床大型ブラストルームについて

上記、LFS型では作業者が噴射後の研磨材を回収口に集めなければなりませんが、本格仕様の低床大型ブラストルームの場合は床下ホッパーから研磨材を風力で自動回収するほか、加工室内の換気能力を更に向上させ、加工中も視界良好な作業環境を実現しております。
使用頻度が高い場合はこちらがお勧めです。

写真はDS-3型
detail

標準モデル
詳細

参考:DS型(直圧式)研磨材使い切りモデル

DS型の特徴

  • コンパクトでシンプルな構造のDS型は、噴射した研磨材を回収しない使い切りタイプです。
  • 装置上部から研磨材を投入し、手元のスイッチを押すことで、加圧タンクに加圧が始まり、数秒で強烈な噴射が始まります。
  • 加圧タンク側面配管架台にあるボールバルブのレバーで噴射量の調整をすることが可能です。
  • オプション仕様で移動出来るようにキャスターを取り付けることも可能です。

推奨研磨材

  • 比重の小さいもの (セラミック、ガラス、樹脂系)#20~#150
  • 比重の大きいもの (金属系) 1.0mm以下

contact

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