yk series

YK 跳ね上げ(重力搬送)

エアーブラスト(サンドブラスト)装置

転がして搬送可能なワーク向けの装置

回転可能な円柱状のワークを投入シュートに設置し、1個ずつ切り出しながら加工室内へ送り込み、加工室内のローラー部でワークを回転させながら加工する装置です。
加工箇所は複数あり、一定時間後にローラー下に設置されたツメで跳ね上げ、次のローラーへ搬送します。加工終了後はシュートから排出されます。

処理方式
  • 連続処理
適合性能
  • 量産対応
  • 均一品質
  • 省力化

point 装置の特徴

point01

インライン化

回転する2本のローラーとローラーの間にワークを乗せて回転させながら加工する回転可能なワーク専用の自動機です。
主に製造ラインに組み込んで使用されています。

point02

転がして投入・排出

投入、排出はワークガイドの間を無動力で回転させながら転がして搬送していきます。1個ずつ切り出して加工室内へ搬送、加工後、排出シュートへ送ります。

point03

リング形状ワークの場合

安定回転可能なリング形状のワークの全面加工装置です。
厚さ10~20mm程度、Φ150~Φ350mmのサイズ違いの多種類のリング形状ワークの加工に対応しております。

point04

ロール・シャフトの場合

径の小さいロール形状のワークの全面加工装置です。
Φ30mm程度、長さ300~700mm程度の幅広いサイズ違いの多種類のロール形状ワークの加工に対応しております。

specification 装置仕様

point
  1. 回転可能なワーク加工用自動機
  2. インライン化が容易
  3. 多数の自動車部品メーカーへの納入実績

ワークの動きとノズルの動き

回転可能なワークを投入シュートなどから1個ずつ切り出しながら加工室内へ搬送し、ワークはロールとロールの間で回転しながら加工され、一定時間後にロール下に設置されたツメで突き上げられて、一つ先のロールとロールの間に移動します。
加工室内では、片側もしくは上下から、扇状に振動するノズルなどによってブラスト加工していき、ノズル配置によって、加工ポジションごとにワークへの重点加工箇所を変更していくことも可能です。加工終了後、エアブローがされ、排出シュートから出てきます。

加工作業の流れ

主に自動車部品メーカーなどで前後工程とつなげてラインに組み込んで使用されております。
生産数が少ない場合は作業者がワークのセット、取り出しを行い、加工のみ自動で行うバッチ処理タイプもございます。

case 装置実績例

装置外観
加工室内

装置実績例 01

加工室の前後に投入・排出シュートを設置し、ワークガイドにセットされたワークが1個ずつ転がりながら加工室に送り込こまれ、機械加工後のリング形状ワーク全面についたバリを内側と外側からバリ取りする装置です。

装置実績例 02

ローダー・アンローダーによって、Φ35~65mm、長さ300~700mmの複数サイズのロール形状ワークのハンドリングを1台で対応可能にした装置です。

装置実績例 03

厚さ5mm程度のレコード状のワークを連続的に全面加工するための装置です。安定搬送、安定加工を実現するためにワークガイドで抑えながらローラー間の移動、加工を行います。

装置外観
加工室内

参考:手動着脱タイプ

少量生産のロール形状のワークを作業者が着脱するタイプです。
加工は自動で行われ、ワークは加工室内のローラーの間で回転し、左右に振動する3本のノズルで一定時間全面加工されていきます。

台車の動き
水平移動型ノズル

参考:大型ロール加工タイプ

台車の上にローラーがついておりロール形状のワークを台車で加工室内に搬送した後、回転させながらロール回転と垂直方向に水平移動するノズルで均一加工する装置です。
洗浄やシボ加工、微細ディンプル付けなど多様な加工に対応しております。

work ワークの着脱・搬送方法

投入シュート
排出シュート

インライン型

製造ライン内に組み込んで、前工程から流れてくるワークを投入シュートに一定数ためておいて、そこから1個ずつ切り出して順次、自動的にワークを加工室に送り込み、加工終了ワークが1個ずつ自動的に排出シュートから出てきます。

ローダー・アンローダー型

ワークサイズ、形状、重量などに合わせたローダー・アンローダー装置を備えワーク搬送を行う方式です。

作業者にて着脱

生産数が少ない場合は作業者がワークのセット、取り出しを行います。
手動でシュートにセットする場合や作業者が加工室の扉を開けて直接のワークの着脱を行う場合など多種多様です。

nozzle motion 代表的なノズルの動き

ガン振動型

回転するワークに対してノズルを縦方向に振動させる事でブラスト加工を行います。通常は、2~6本のノズルによってワーク全面を隙間なく加工します。

ガン固定型

ワークの特定部分を集中してブラスト加工する場合に用いられます。
ワークサイズが小さい場合や、ワークの形状、加工箇所によっては、ガン振動の動作と組み合わせて用いる場合があります。

contact

不二製作所のブラストは多種多様な用途に使われています。まずはお気軽にお問い合わせください。

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※各営業所でもテスト加工可能です。