plateau

プラトー構造表面の形成

用途・技術

耐摩耗性及び疲労強度の向上と初期摩耗が少なく、安定した摺動が可能な表面の同時実現

プラトー構造表面とは 、凸部が無く、平滑面と無数の凹部で形成された表面のことです。摺動部の凸部を平滑化することで摩擦抵抗が減り、凹部は表面張力を助長し潤滑油保持機能(油だまり)となり、良好な潤滑状態の維持、油温上昇の抑制と摩耗防止の役割を果たします。

当社の微粒子ピーニング技術である α処理 または WPC処理 と平滑化処理の組合せによって作り出されたプラトー構造表面は、耐摩耗性及び疲労強度の大幅な向上と初期摩耗が少なく、初めから安定した摺動が可能な表面を同時に実現致します。

performance プラトー構造表面による耐摩耗性・疲労強度・摺動性向上

下記は当社の微粒子ピーニング技術であるWPC処理と平滑化技術の組合せによって作られた表面になります。 WPC処理 のみであっても耐摩耗性、疲労強度、摺動性向上の効果がありますが、凸部に対しての平滑化処理を追加することで、更なる摺動性向上効果を実現致します。

表面の観察(材質:SCM415 浸炭材、測定:マイクロスコープ×500倍)

未処理面(鏡面仕上げ)
WPC処理面
プラトー構造面

表面粗さの観察(材質:SCM415 浸炭材、測定:レーザー顕微鏡×1000倍)

未処理面(鏡面仕上げ)
未処理面(鏡面仕上げ)
Ra Rz
0.018 0.189
Rsk Rvk
-1.089 0.041

単位:μm

WPC処理面
WPC処理面
Ra Rz
0.732 5.397
Rsk Rvk
-0.348 1.487

単位:μm

プラトー構造面
プラトー構造面
Ra Rz
0.158 1.079
Rsk Rvk
-0.731 0.306

単位:μm

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