CFRP加工

エアーブラストによるCFRP加工
(塗装前・接着前処理、塗装剥離、成形汚れ落とし、切断・切削)

鉄よりも軽量であり、鉄よりも剛性を持つ「CFRP」。
既に、航空機業界や自動車業界では多くの部品に活用されており、今後鉄道車両など輸送機器、医療・介護用品、産業ロボット、建材等のあらゆる分野への活用が予想されます。
ところがこの軽くて強い「CFRP」にも炭素繊維にダメージを与えずに離型剤残りを除去すること、塗装前処理やコーティング前処理としての適切な下地作りが難しい、成形後の二次加工が難しいという安定品質での量産化を阻む難点があります。
当社のブラスト技術ならばこの難点となるポイントを克服し、安定品質での量産化のお手伝いが可能です。

CFRPに関するブラスト用途

炭素繊維にダメージを与えず表面粗さをコントロール可能です。

【用途】 離型剤の除去、塗装前処理、コーティング前処理、接着前処理

CFRP粗さデータ
加工例
塗装・接着前処理

未加工面の画像は、成形後そのままの状態であり、CFRPの表面に樹脂層が残っています。
ブラスト加工後の画像は、コーティングされている樹脂層が除去され炭素繊維が確認出来ます。
当社のブラスト技術ならば炭素繊維に傷つけることなく、樹脂層のみを除去することが出来ます。

塗装剥離前 【加工前】 塗装剥離後 【加工後】
塗装剥離

画像の左側がCFRP成形品に塗装をした面、右側が塗装した面にエアーブラストにより塗装面を剥離した状態。
航空機機体や航空機部品などの場合は、塗装下地に有害なクロムやカドミめっき層を使用している場合があるが、その層を傷付けずに、その上の塗装層のみ、剥離可能です。(層間剥離に対応)

CFRP表面粗し加工前 【加工前】 CFRP表面粗し加工後 【加工後】
成形汚れ落とし

大型成形品や小径ワークなどブラシでは時間が掛ってしまう場合も、エアーブラストによる成形汚れ除去でしたら、炭素繊維にダメージを与えることなく、ブラシでの手作業よりも圧倒的に作業時間を短縮出来ます。
また、噴射した微小な特殊メディアが流れるところであれば加工可能なためブラシの届かないような狭い場所も汚れ除去可能です。

成形品汚れ落とし加工前 【加工前】 成形品汚れ落とし加工後 【加工後】
切断・切削(ブラストによる穴あけ・ダイシング)

上記で紹介していた様な炭素繊維にダメージ与えない加工とは逆に、炭素繊維を切断し穴あけ・ダイシング加工することも可能です。エアーブラストでの穴あけ・ダイシングのメリットは、加工したくない部分をマスクをして加工することで複雑形状であっても穴あけ・ダイシング可能です。
また、当社では微細加工用のブラスト装置から大型ルーム型ブラスト装置までございますので、あらゆる大きさや厚さのワークの受託加工及びブラスト装置設計・製造をお受けできます。

切断・切削加工例1 【加工例1】 切断・切削加工例2 【加工例2】

CFRP製航空機部品の塗装剥離

【航空機塗装剥離用メディア】Boeing Spec BAC 5725保有 当社ではCFRP製の航空機塗装剥離用としてBoeing Spec BAC 5725を保有するメディアを使用し、母材にダメージを与えずに塗装剥離を致します。
薬剤処理は環境負荷が高く、手作業は膨大な作業時間を必要と致します。ブラストでの塗装剥離は、環境に優しく、作業者の熟練度を問わず、繊細な場所もオンタイムで処理ができ、圧倒的な時間短縮が可能です。

ブラスト加工装置例

CFRP装置例コンベアタイプ CFRP装置例バキュームタイプ
CFRP装置例ロボットタイプ CFRP装置例ブラストルームタイプ