ドライアイス洗浄・バリ取り
「ドライアイスブラストによる残留物ゼロの洗浄・バリ取り」




※ドライアイスブラストによるエンジンの油やカーボン付着物の洗浄

ドライアイスブラストによる洗浄の特徴
ドライアイスブラスト洗浄は、ドライアイス粒子を圧縮エアーで噴射し汚れに衝突させ、ドライアイスの熱収縮や昇華による膨張エネルギーを利用して汚れを除去する洗浄方法です。
ドライアイスは二酸化炭素を固体にしたもので、常温で気体となります。その性質を利用することで残留物を気にすることなく洗浄ができ、食品工場などでも安心して使用することが可能です。また、ドライアイスは硬度が低い為、噴射して衝突した際のワークへのダメージが小さく、傷付けることなく洗浄ができます。ラインに組み込まれた装置や金型等、洗浄する為に分解が必要となるものも取り外すことなくそのまま洗浄することができ、金型は高温のまま洗浄ができることから冷却の為に費やしていた待ち時間も減らし、作業時間の短縮化が図れます。更に、熱衝撃(ヒートショック)により洗浄効果も高まります。
ドライアイスブラストは8時間連続稼働が可能な為、自動機も対応可能です。

残留物がなくコンタミを防ぐことができる
(画像左:隙間にメディアの残留)
自動機の噴射の様子
● ドライアイスペレット
使用するドライアイスは工業生産から自然に発生する副産物のCO₂を利用してドライアイスを生成している為、環境に優しく洗浄することが可能です。不二製作所の装置の噴射タイプはソフトタイプとハードタイプの2種類がございます。
【ソフトタイプ】

ミルでペレットを粉砕し、0.3㎜(調整可)のサイズで噴射加工されます。微細バリ取りや精密洗浄に向いております。
【ハードタイプ】

ノズルでペレットを0.5~2㎜の均一サイズに粉砕し、噴射加工されます。汚れ落としや金型クリーニングに向いております。
ドライアイス洗浄事例
● 汚れ除去
油分除去




ドライアイスブラストによる汚れ除去の特徴
- 汚れ除去を行う為に必要な脱脂や乾燥の作業が不要で、装置1つで汚れを除去することができます。
- 噴射したドライアイス粒子が手作業では難しい細部まで汚れを除去していきます。
● 金型洗浄
焼け・離型剤除去








ドライアイスブラストによる金型洗浄の特徴
- 金型を装着したまま洗浄可能。
- 使用後の金型を冷却工程なしで洗浄可能。時間短縮が図れる。
- 装着金型を高温のままドライアイスを噴射して洗浄作業をすることで、
一気に急冷させ熱収縮を用いて汚れを落ちやすくする効果もあります。(ヒートショック)
● 工場設備洗浄
食品工場ラインの洗浄




ドライアイスブラストによる食品工場・ライン洗浄の特徴
- 生産ラインの部品などを分解せずにそのまま洗浄可能。
- 衛生上、手作業で洗浄作業を行うことが一般的ですが、残留物ゼロのドライアイスブラストで洗浄をすることで、時間を短縮しラインを止める時間を最小限にすることができます。
ロール関連の洗浄




● 半導体関連の除去
ハンダ(スパッタ)フラックス除去例




ドライアイスブラストによるハンダ(スパッタ)フラックス除去の特徴
- ドライアイスは硬度が低いことから被加工物を傷つけにくく、表面の有機物やパーティクルだけを除去します。
- 研磨材残留がないことからコンタミ対策にもご利用いただいております。
● バリ取り
樹脂 (PPS)のバリ取り








ドライアイスブラストによるバリ取りの特徴
- 柔らかい製品に傷をつけたくない場合や、研磨材残留のゼロを実現したい場合にはドライアイスでのバリ取りをオススメしております。
- ドライアイスをミル処理することで小さな隙間や穴にもアプローチ可能です
● 錆取り、塗装剥離
錆取り
塗装剥離
ドライアイスブラストによる錆取り、塗装剥離の特徴
- ドライアイスは柔らかい性質を持っている為、(モース硬度2、石膏と同じ硬さ) 表面の不要な物質を、本体に傷をつけることなく取り除くことができます。
- 装置営業担当部門
- TEL 03-3686-5104
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