DRY ICE CLEANING / BURR REMOVAL
ドライアイス洗浄・バリ取り
用途・技術
feature ドライアイスブラストの特徴
ドライアイスブラストは、常温で気体となるドライアイスの性質を利用することで残留物を気にすることなく洗浄ができるため、食品工場などでも使用されています。また、ドライアイスは硬度が低く、噴射して衝突した際の加工対象へのダメージが小さく、傷つけることなく洗浄ができます。
また、ラインに組み込まれた装置や金型など、洗浄するために分解が必要となるものも取り外すことなくそのまま洗浄することができ、金型は高温のまま洗浄ができることから、冷却のために費やしていた待ち時間も減らし、作業時間の短縮化がはかれます。更に、熱衝撃(ヒートショック)により洗浄効果も高まります。
ドライアイスペレット
使用するドライアイスは工業生産から自然に発生する副産物のCO₂を利用してドライアイスを生成している為、環境に優しく洗浄することが可能です。不二製作所の装置の噴射タイプはソフトタイプとハードタイプの2種類がございます。
case 加工事例
case
汚れ・油分除去
- 汚れ除去を行う為に必要な脱脂や乾燥の作業が不要で、装置1つで汚れを除去することができます。
- 噴射したドライアイス粒子が手作業では難しい細部まで汚れを除去していきます。
case
金型洗浄(焼け・離型剤除去)
- 金型を装着したまま洗浄可能。
- 使用後の金型を冷却工程なしで洗浄可能。時間短縮が図れる。
- 装着金型を高温のままドライアイスを噴射して洗浄作業をすることで、
一気に急冷させ熱収縮を用いて汚れを落ちやすくする効果もあります。(ヒートショック)
case
食品工場ライン洗浄
- 生産ラインの部品などを分解せずにそのまま洗浄可能です。
- 衛生上、手作業で洗浄作業を行うことが一般的ですが、残留物ゼロのドライアイスブラストで洗浄をすることで、時間を短縮しラインを止める時間を最小限にすることができます。
case
フラックス残渣除去
- ドライアイスは硬度が低いことから被加工物を傷つけにくく、表面の有機物やパーティクルだけを除去します。
- 研磨材残留がないことからコンタミ対策にもご利用いただいております。
case
PPS樹脂のバリ取り
- 柔らかい製品に傷をつけたくない場合や、研磨材残留のゼロを実現したい場合にはドライアイスでのバリ取りをオススメしております。
- ドライアイスをミル処理することで小さな隙間や穴にもアプローチ可能です。
case
錆取り、塗装剥離
ドライアイスは柔らかい性質を持っている為、(モース硬度2、石膏と同じ硬さ)表面の不要な物質を、本体に傷をつけることなく取り除くことができます。
錆取り
塗装剥離
この用途・技術ページを見た人はこちらも見ています
お問い合わせ contact
不二製作所のブラストは多種多様な用途に使われています。まずはお気軽にお問い合わせください。
-
東京本社
-
装置検討・修理相談に関するお問合せ
03-3686-5104 -
部品・研磨材購入に関するお問合せ
03-3686-5806
-
-
名古屋営業所
052-703-2291 -
大阪営業所
06-6190-2323
※各営業所でもテスト加工可能です。