ATCM 自動回転テーブル
エアーブラスト(サンドブラスト)装置
手動加工との両立も可能な簡易自動機
テーブルにワークを並べて置いて、スタートさせると振動するノズルが回転するテーブルの上を均一に加工する簡易自動機です。
手動ノズルを追加することで、自動加工による省力化と少量多品種への対応の両立が可能です。
- バッチ処理
- 手動加工
- 量産対応
- 均一品質
- 省力化
- 汎用性
point 装置の特徴
省力化
回転するテーブルの上に置いたワークを振動する複数本のノズルで均一に自動ブラスト加工します。
自動加工中は装置の前にいる必要がありません。
品質の安定
振動や上下移動するノズルで自動加工するので作業者による加工のバラツキがなく、毎回同一条件で加工が行われます。(動画では2本のノズルで横から内側面、上からフチを自動加工しています)
複数ノズルで生産性向上
手動では当然ノズル1本での加工ですが、自動ではノズルの本数を増やすことで加工時間を短縮することが可能です。
(画像は側面から加工用ノズルを4本配置し、真ん中にエアブロー用ノズルを2本配置)
手動ノズルの追加も可能
自動加工用ノズルとは別に手動加工用ノズルを追加することで、1台で少量多品種のワークを加工することも可能です。
specification 装置仕様
- 複数ノズル加工で生産性向上
- 手動ノズルを追加し、少量多品種にも対応
- 累計出荷台数1,000台以上
自動回転テーブルとノズルの動き
テーブルが自動回転すると共に、ノズルが振動したり、上下に移動しながら加工します。
加工作業の流れ
加工物をテーブルに置き、スタートボタンを押すと加工開始。加工タイマー終了でエアブローに切り替わり、その後自動で停止します。
加工ワークの汎用性
回転テーブルへのワークの置き方によって、小物を10個程度一度に加工したり、大物を1個加工するなど、汎用性があります。
case 装置実績例
装置実績例 01
自動加工用のノズル2本と手動加工用ノズル1本がついた標準的な自動回転テーブル型装置です。
自動加工メニューは装置前面扉上部のタッチパネルモニターで設定致します。
装置実績例 02
大型ワークの搬入用に側面に自動開閉スライド扉を配置し、小物ワーク用に前面に横開き扉を配置した装置です。
- 同一時間、同一条件で均一加工
- 加工対象同士の接触不良ゼロ
- 小物~中物の加工に最適
参考:間欠回転テーブル型 GTCMシリーズ
- 本装置は、テーブルの回転と振動するノズルにより自動で加工を行います。親子テーブルに加工対象をセット後、大テーブルの間欠回転により加工対象がノズル前の加工ポジションに移動。その後小テーブルの回転とノズルの振動により加工致します。そして加工が終了するとまた大テーブルが間欠回転し、次の加工対象をノズル前の加工ポジションに移動させます。すべての加工が終了するとアラームが鳴り、終了をお知らせします。
- 1つずつ加工を行う為、研磨材の噴射に無駄が少なく、ムラなく均一に加工することが可能です。
- 小物~中物をバッチ処理することに適しています。
- 加工中は完全自動なので別の作業が出来、作業効率をアップすることができます。
nozzle placement & settings ノズルの配置と本数の設定
ノズル配置と本数
ノズルの本数は多くの装置で2本~6本程度でテスト加工の結果や量産対応を踏まえて最適なノズル本数とムラなく仕上がる配置に設定します。
ノズルの配置組み合わせは、一般的にはテーブル全体を狙える斜め上からの配置が多いが、天井側2本+側面配置2本や天井側のみに少しずつ角度を変えた6本配置など加工条件やワークに合わせて配置可能です。
少量多品種に対応するために自動加工用ノズルの他に手動加工用ノズルを追加可能です。また、全体的に自動で加工後、奥まった部分や汚れの酷いところだけ手動加工用ノズルで追加で加工など組み合わせて使用することも出来ます。
nozzle motion 代表的なノズルの動き
ガン振動型
回転するワークに対してノズルを縦方向に振動させる事でブラスト加工を行います。通常は、2~6本のノズルによってワーク全面を隙間なく加工します。
ガン上下移動型
回転する円筒形状のワークの外面及び内面を均一に加工する時に用います。ワークの下から上もしくは上から下にノズルが等速移動しながら加工をします。
work and nozzle placement cases 加工ワークとノズル配置例
加工目的
熱処理スケール除去
自動ノズルの配置と動き
天井側に角度を変えた2本配置
ガン振動型で効率的に全面加工
加工ワークの配置
テーブルの上に4つ並べて一度に加工
加工目的
美装梨地加工
自動ノズルの配置と動き
側面に2本配置
ガン上下移動型で均一加工
加工ワークの配置
テーブル中央に専用治具で固定
details 装置概要詳細
装置扉の基本タイプ
横開き扉 | 手動の横開け扉 |
---|---|
手動スライド扉 | 手動の上下スライド扉 |
自動スライド扉 | 自動の上下スライド扉 |
装置間口寸法とテーブル径
装置形式 | 本体間口(mm) | テーブル径 |
---|---|---|
3ATCM | 800 | Φ300 |
4ATCM | 1,000 | Φ450 |
5ATCM | 1,200 | Φ600(Φ800も可) |
6ATCM | 1,500 | Φ1,200 |
※テーブルへのワークの置き方や形状、ノズルの配置や本数、狙い箇所によって、必要なテーブル径は異なります
省力化:手動機から自動機への切替効果
1日当たりの処理量:100個 加工時間:10分/個
手動機で加工していた時
手動機で1日100個処理するには → 3人合計:20時間/日
(加工:10分/個+製品着脱:2分/個で計算)
ノズル4本の自動機に変更
自動機で1日100個処理するには → 1人作業:7.5時間/日
(加工:2.5分/個+製品着脱:2分/個で計算)
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※各営業所でもテスト加工可能です。