TSGD・TDSD ドライアイスブラスト
エアーブラスト(サンドブラスト)装置
自動化対応ドライアイスブラスト
ドライアイス粒子を圧縮エアにのせて噴射し、付着した汚れなどを除去致します。他のブラスト装置とは異なり、ドライアイスでの加工は研磨材残留の心配がありません。
また、ブラスト専業メーカーが設計製造した国産装置なので、アフターフォローは万全です。省人化の為のライン化、自動化にも対応しております。
- 連続処理
- ロボット
- バッチ処理
- 手動加工
- 量産対応
- 均一品質
- 省力化
dry ice ドライアイスについて
ドライアイスの有用性
ドライアイスは対象物に衝突した後にすべて気体へと昇華します。その性質を利用してブラスト装置で噴射することでブラスト加工面のメディア残留をゼロにできます。その上、工場設備や金型などは分解することなく洗浄することができ、時間の短縮にも繋がります。
また、ドライアイスは硬度が低い為、圧縮エアに載せてドライアイスを噴射しても対象物を傷つけることなく洗浄することが可能です。
(新モース硬度2程度:石膏と同じ)
ドライアイス洗浄の原理
- 製造ラインに付着した汚れに圧縮エアにのせたドライアイス粒子を衝突させます。
- 洗浄対象ワークにドライアイスが衝突すると、洗浄対象ワークの熱収縮が起こり、界面に微小亀裂が多数発生します。
- 汚れとの間に隙間ができるので剥がれやすくなります。その際ドライアイスが昇華するのでその膨張エネルギーにより汚れを除去します。
(体積が750倍に増えます) - ドライアイスはすべて昇華し、洗浄対象ワークに何も残留しません。
point 装置の特徴
自動化・省人化にも対応
動画はロボットにドライアイスブラストのノズルを保持させた自動加工装置です。更にローダー・アンローダーと組合わせることでドライアイスブラストでの洗浄・バリ取り工程の無人化も可能です。また特許取得の研磨材定量噴射ユニットにより安定加工も実現。
8時間連続稼働の実現
自動化する場合に課題となるのが、結露などの水分を要因とするドライアイスペレットの凍結。これがペレット保管タンクや噴射経路に発生してしまうと噴射不良を引き起こします。当社では凍結防止機構により8時間連続安定稼働を実現しております。
ミル処理でより微細な加工にも対応
ハードタイプは噴射するドライアイス粒径が大きく、衝突時の熱収縮と昇華の際の膨張で発生するエネルギーが大きくなり、加工の威力が大きくなります。またソフトタイプはミル機構を搭載しており、ドライアイスを均一に粉砕し、パウダー状にして噴射します。その為、ハードタイプより威力は落ちますが、逆に微細な加工が必要な場合に適しています。
ソフトタイプ | ハードタイプ | |
---|---|---|
実際の写真 | ||
噴射方式 | ソフト噴射 | ハード噴射 |
粉砕システム | ミル粉砕 | ノズル粉砕 |
粉砕後サイズ | 0.3mm(出荷時調整可) | 0.5~2mm |
ドライアイス消耗量 | ~0.3KG/min (調整可) | ~1.0KG/min (調整可) |
加工威力 | 微力 | 強力 |
加工範囲 | 狭い | 広い |
ワーク | 微細な加工が必要とされるワーク | 加工面積が大きいワーク |
用途 | 微細バリ取り 精密洗浄 |
汚れ落とし 金型クリーニング |
case 装置実績例
ロボット搭載型ドライアイスブラスト
被加工物を加工室内天井に取り付けたロボットが三次元動作を行って加工する装置です。通常の噴射ではかかりずらい内部や入り組んだところにノズルを突っ込んで加工したい等、狙ったところを正確に加工したい場合はロボット搭載型が適しています。
開口回転テーブル型ドライアイスブラスト
本体前面のテーブル露出部で、ゆっくりと水平自動回転するテーブル上にワークをセットします。ワークは加工室内に搬送され、ドライアイスブラスト加工後、エアブローされて再び本体前面に戻ってきます。そこでワークの着脱を行います。
自動回転テーブル型ドライアイスブラスト
本体内部のテーブルにワークをセットし、スタートボタンを押すと加工を開始します。加工タイマー終了で停止するバッチ処理型装置です。事前に加工時間やテーブル回転速度などを登録することが可能で、作業者による加工のバラつきをなくし、均一加工致します。
台車テーブル型ドライアイスブラスト
台車の上に回転するテーブルを備えた大型重量物に対応した台車テーブル式のドライアイスブラスト装置です。テーブルの回転、加工、台車の移動、スライド扉の開閉等を手動で行う装置から、全ての動作が自動化された装置まで多様な機種があります。
バレルカゴ型ドライアイスブラスト
軽量小物ワークを一括バッチ処理していく装置です。バレルカゴの回転でワークを混転させながら、固定したガンでドライアイスを噴射し、自動均一加工を行っていきます。ワークの出し入れはバレルカゴごと出し入れすることにより簡単に行えます。
移動式ドライアイスブラスト ハードタイプ
ハイグレードモデル
ハイグレードモデルは、従来装置の機能に加えて移動式のドライアイスブラスト装置では難しいとされていた連続噴射を可能とした製品です。噴射機構を一新し強化することで結露によるタンク内のブリッジ現象や噴射不良を防ぎ、8時間の連続稼働を可能としました。
外装もステンレス仕様になっている為、衛生的で食品・医療現場でも活躍する装置です。本体の側面が開き、ホースがかけられるようになっている為、収納面も改善しております。
移動式ドライアイスブラスト ソフトタイプ
ミル機構によりパウダー状に粉砕したドライアイスを、安定的に定量噴射します。そのため微細なバリ取り、パーティクル除去等、より繊細な加工が可能です。また、凍結防止機能と弊社独自の定量噴射ユニット(特許登録済)を搭載しており、パウダー状のドライアイスも定量噴射が可能です。
移動式ドライアイスブラスト ハードタイプ
ハードタイプは大面積を短時間で加工したい時や頑固な汚れを除去する場合に適しています。その為、大型金型の洗浄や油汚れを含む工場内設備の洗浄などに使用されております。ドライアイスペレットはノズル内部で効率良く粉砕できる構造です。また、ソフトタイプ同様にハードタイプにも定量噴射ユニットを搭載しております。
safety precautions 安全上の注意事項について
- ドライアイスをご使用の際には、必ず換気の良い場所でご使用ください。
- 地下室や密閉室内でのご利用はできません。
- CO2濃度基準は下記の通りとなります。
CO2濃度
濃度(ppm) | 影 響 |
350~550 | 正常空気中濃度 |
5,000 | 長期安全限界濃度(日本産業衛生学会勧告値) |
15,000 | この濃度以上で立入禁止(労働安全規則) |
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お問い合わせ contact
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※各営業所でもテスト加工可能です。